皆さんは疲れた時に「パフォーマンス下がっているな」と感じる事はありませんか?
余談ですが午前中は脳のゴールデンタイムと言われ、集中したり考えたりする事は午前中に行う方が良いそうです。
私は日中はサービスを提供しているので、会議やカンファレンスはサービス終了後に行う事が殆どです。
やはり良いアイデアは浮かばないですね。
疲労が溜まると注意力が散漫になり、ケアレスミスが目立ちます。
健常者でも疲労が溜まると明らかにパフォーマンスが下がります。
認知症の方はよりパフォーマンスが低下しているのを顕著に感じます。
もし身近にいる認知症の方がいつもと違うと感じたら、それは疲労かも知れませんよ?
①認知症の人は疲労を感じやすい環境に身を置いている。
認知症の方は健常者に比べると、疲労を感じやすい環境に置かれていると感じています。
何をするにも我々に比べて、脳の処理に負担が掛かっていると感じます。
例えば「音」ですが、我々の耳は自動的に聞こうとする音を判別すると言われています。
周りが賑やかでも話相手の話が理解できるのは、脳の処理によって判別しているからです。
しかし認知症の人は音の判断が困難と言われています。
全ての音が判別出来ずに入ってくるので、理解が難しく疲れてしまうのです。
他にも言葉の理解が難しくて、意味を理解するのに時間が掛かったりと我々の何倍も普通の生活を送るだけで脳を使っているのです。
そりゃ疲れますよね。
②認知症の人は腹が減る。
初期段階では「食事量が増えた」という方もいらっしゃいます。
その理由は「脳をたくさん使っているからです」。
我々は1時間で80カロリー程消費するようです。
認知症の人は普段の生活を送るだけで我々以上に頭を使っている訳ですから、カロリー消費も高いです。
その為お腹が空くという説があります。
一般的には脳に障害があるので満腹中枢が刺激されないというのが一般的な考えです。
③どのくらいパフォーマンスが下がるか。
認知症の方々それぞれ違いますが、同じ作業を長時間してもらうとパフォーマンスが下がっている事は確認しています。
実行機能に障害が出ます。
具体的にはルーティンワークでずっと同じ作業でも、急に出来なくなります。
人によって耐久力は違いますが、概ね色々な方に見られています。
ルーティンが出来なくなる人もいれば、作業自体が出来なくなる人もいます。
別日に行うと出来るので、疲労によるパフォーマンスの低下だと考えています。
④まとめ
今回は疲労が溜まるとパフォーマンスが下げる件に関して解説しました。
今回は体験談多めなので、エビデンスが少なく確実性に欠ける内容ではあります。
しかし現役介護職の意見として貴重な意見だと感じています。
常に疲労を感じやすい環境に身を置いているからこそ、パフォーマンスの低下に繋がる事が多いです。
そして脳を沢山使っているからこそ、お腹が空くのではないかと考えています。
適度な疲労は良い睡眠に繋がり、必要な疲労です。
しかし過度の疲労はパフォーマンスを下げるだけでなく、BPSDに繋がりかねません。
バランスの良い生活を送ってもらいたいですね。
コメント頂けると嬉しいです。
ではまた‼
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