アルツハイマー型認知症の初期症状として、嗅覚に異常が出る様子が見られます。
時折認知症の方の近くにいると、「くっせ‼」と思う事があります。
風呂に入っていないんですね。
でも本人は気にしていないし、何なら他の認知症の方も臭いに反応しない事が多いです。
前頭葉に繋がる嗅球に問題が発生する事で、アルツハイマー型認知症の初期段階の兆候であるという事がわかってきたそうです。
最近匂いを感じなくなってきた人は、もしかしたらアルツハイマー型認知症の初期段階かも…
是非参考になれば幸いです‼
①なぜ嗅覚に異常が起きると、アルツハイマー型認知症の初期段階の可能性があるといえるのか
嗅覚の異常がアルツハイマー型認知症の初期段階に関連がある話の前に、認知症予防について少しお話をします。
認知症予防は簡単にまとめると下記3つになります。
②適度な運動
③他社との交流
なぜ嗅覚の話をする前に認知症予防の話をしたかと言うと、「①健康な食事」に関係があるからです。
嗅覚に異常が出ると、食事が美味しいと感じられなくなります。
そうなると段々食事を取らなくなり、栄養不足となり「①健康な食事」を撮る事が困難になります。
ただでさえ嗅覚に異常が起こりアルツハイマー型認知症の初期段階を疑われているのに、栄養不足で徐々に症状が進行していくとは恐ろしい…‼
ではなぜ嗅覚に異常が出るとアルツハイマー型認知症の初期段階を疑われるのかという事ですが、簡潔にお答えするとこうです。
「脳の構造が損傷を受けていて、その影響で匂いの情報が脳に正確に伝達出来ないから」です。
②男性は仕事場で、女性は嗅覚で「怪しい」と思われる
現在若年性認知症と呼ばれる世代(60代)の方は、まだ共働き世代が少ない方だと思います。
「男性が外に働きに出て、女性は家で子育て、家事をする」と言った昔ながらの家族の形がまだ見られる世代でもあります。
男性は外に出ているので、会社の同僚などが異変に気付きます。
以外と早期発見に繋がります。
(でも「うつ病」と言われたり、中々受診に繋がらなかったりと早期治療には結びつかないですが。)
でも女性はどうでしょう。
あまり外部と接点が無いと気付くのが遅くなります。
しかも「手続き記憶」というものがあって、昔から行っている事は認知症になっても出来る事が多いです。
(重度の方でもお箸を持って食事が出来るのは「手続き記憶」のおかげ)
なので本当であれば認知症初期段階かも知れないのに、家事はこなせるのです。
だから発見が遅くなるケースが多いです。
ではいつ気付くのか。
そうです。
料理の味が変わるんです‼
嗅覚に障害が出ているので、味見をしても味が変わっている事に気付かないんです。
そこである時奥様が作った料理を食べた時に、「ん、何か味が変だぞ…?」と思う訳です。
そこから徐々に色々な事が実は出来ていない事に気付き始め、気付いたら…
女性がアルツハイマー型認知症だと診断される初めの一歩はこういうケースが多いです。
③まとめ
アルツハイマー型認知症の初期段階では、嗅覚に異常が見られます。
簡潔に言うと「脳の構造が損傷を受けていて、その影響で匂いの情報が脳に正確に伝達出来ないから」です。
嗅覚に異常が出ると、味覚も変わり食事も美味しく食べられなくなり、栄養不足に陥る可能性が出ます。
また嗅覚に異常が出る事で発見に繋がるケースもあり、特に女性の方がそのケースに当てはまる事が多いです。
認知症は早期発見、早期治療が大事です。
異変に気付いたら病院に行って、検査してもらいましょう‼
コメントお待ちしております。
ではまた‼
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