良い人の定義は色々あって人それぞれ違うと思います。
自分にとって「良い人」というのは「ヒトが好き」って事を感じさせてくれる人の事だと思います。
こういう人が福祉の仕事って向いてると思います。
反対に私みたいにビジネスで福祉業界に従事していて、利用者を金にしか見てないタイプはいつか滅びるでしょう。
今回は何でそんな事を思ったのかと、どっちも必要なんだよという話をさせてほしいと思います。
今回は独断と偏見にまみれた意見ですが、共感してもらえたら嬉しいです‼
①何で腹立たないの⁈
自分自身、福祉業界で働く事が向いてないと思います。
なぜなら、介護をしていて「腹が立ってしょうがない‼」からです。
相手の為と思って言った事や行った事が必ずしも相手に取って、「良い事」ではないからです。
例えば家族の希望で「入浴して欲しい」と言われます。
入浴はリラックス効果だけでなく、肌をきれいな状態に保つことで皮膚病を予防したりと良い事尽くめです。
でも家族の希望とは裏腹、本人の気持ちは「嫌‼」の一言。
そりゃ自分の家で無い所で、知らない人の前で裸になって入浴を手伝ってもらうのって嫌だと思いますよ‼
自分だって嫌だもん。
でもさ、殴ったり罵詈雑言を浴びせなくても良いんじゃない⁈
※誘導が下手という指摘は無しでお願いします。
皆が皆そうじゃないけど、こちらからの好意を全力で否定されると傷付くし腹も立つんだわ‼
しかし私が思う「良い人」はそこで腹を立てない。
実際は腹が立っているかも知れないけど、それを微塵も表に出さない。
相手に殴られようが、罵詈雑言を浴びせられようが何度も果敢にチャレンジする。
それって本当にその人に「きれいになってもらいたい」、「気持ちよくなってもらいたい」と思っているから出来るのだといつも感じます。
殴られたり、罵詈雑言を浴びせられるのってパワハラに当たりますが、当人は病気なので理解できません。
しかも介護業界全体がそういう事でいちいち大事にしていたら、「あそこはぶたれただけでサービスを拒否する。」と言った事になり、利用者を紹介をしてくれません。
殴られて、しかも給料が安いなんて、何て割に合わない仕事なんだ‼
だから私は今日も利用者をお金だと思って、自分を殺し機嫌を取り続ける日々を送ります。
ただそんな私も自分からの好意を素直に受け止めてくれると嬉しく感じますよ。
②バランスが大事‼
福祉業界で働いているとはいえ、「会社として利益を出す」というのは他の企業と変わりありません。
私が思う「良い人」だけでは経営は成り立たないので、私の様な人間がいるとバランスが良くなります。
良い人は目の前で困っている人の困り事を全力で解決しようとします。
その為時に決められたスケジュー内で出来ない事を自分の時間を使って解決しようとしたり、(会社に取って)非効率な行動をしようとします。
困っているからと言って誰にでも手を差し伸べていたら、時に冷静な判断を下さないと利益が出ません。
何でも合理的、論理的に考えている訳ではありませんが、管理者ともなると「良い人」だけでは事業所を回せないのは確かだと思います。
③まとめ
私が思う「良い人」は福祉業界には絶対必要です。
介護サービスは対人サービスなので、やはり「人が好き」という人は割とすんなり相手と打ち解けるのが上手いなと感じます。
一方「良い人」だけでは運営が難しく、時に冷静な判断を下さなければならない時があります。
全体を考えた時に「そのサービスを行う事、継続する事は利益に繋がるか」という判断が、「良い人」は相手に感情移入して判断が鈍る事があります。
現場では「良い人」がたくさんいて、経営層には冷静な判断を下せるリーダーがいる。
そんな環境の事業所であれば、安泰だと思います。
こんな自分ですが昔は現場にいましたし、今でも現場に入ります。
現場の様子や現場で働くスタッフの気持ちが分からなければ、リーダーとしては失格だと思います。
両極端にならずにバランスが取れた運営が理想ですね。
お気軽にコメントをどうぞ‼
ではまた‼
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